【イベントレポート】興福寺茶市2026

毎年恒例となった「興福寺茶市」を長崎市の興福寺にて今年も開催しました。

なぜ長崎市?興福寺?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
長崎市にある東明山興福寺は、17世紀に隠元禅師が中国から渡来し、釜炒り茶の製法を伝えた由緒あるお寺なんです。

東彼杵町及びそのぎ茶振興協議会では、興福寺が主催する茶市へ共催し、昔ながらの手炒り釜炒り茶の実演やお茶の淹れ方教室、そのぎ茶を使った特産品等の販売を平成20年度から行っています。

お茶の淹れ方教室

日本茶インストラクター協会長崎県支部にご協力いただき、お茶の淹れ方教室を開催しました。
毎年列ができるほど大人気の淹れ方教室は、日本茶インストラクター・アドバイザーの方に直接学ぶことができる大変貴重で有意義な教室です!淹れ方教室を受けられた方はお茶の抽出時間や温度、そのぎ茶の製法まで時間を持て余すことなく沢山質問をされていたのが印象的でした。

手炒り釜炒り茶実演

若手生産者で構成する長崎そのぎ茶手揉み振興会による手炒り釜炒り茶の実演を行いました。
現在では「蒸し製」の緑茶がそのぎ茶では一般的ですが、もともとは「釜炒り製」のお茶が多く製造されていました。
釜で茶葉を炒って、ねこぶきと呼ばれる藁で編んだ敷物のうえで茶葉を揉んで水分を飛ばすという工程を繰り返し行い完成したのが釜炒り茶です。

実演では年代問わず多くの方に製造の体験をしていただきました。この日は30度近くなる気温で、釜の近くはさらに熱く感じられましたが皆さん楽しみながら炒って揉んでを繰り返し行い努力の結晶が素敵な茶葉となって完成しました!

ここでしか食べれないお茶の天ぷら?!

ふだんお店で見るお茶は飲める状態まで加工した茶葉が一般的で、お茶の葉っぱが出回ることはほとんどありません。
ですので興福寺茶市では朝摘んだばかりの茶葉を天ぷらにして来場者の方へおもてなしを行いました。
味はもちろんのこと、食べたときに感じるお茶の風味にもみなさん驚かれていました!

今年は天候にも恵まれ、おかげさまで多くの方に「そのぎ茶」を見て、飲んで、学んでいただけた機会になったかと思います。
来年度も同じ時期に開催を予定していますので、今回来ていただいた方ももちろん、まだ来たことのない方もぜひお越しいただきたいイベントです。

文 :東彼杵町産業振興課 藤川 空
写真:東彼杵町産業振興課 中山 楓

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